プレマーケット無期限契約

プレマーケット無期限契約取引について

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最終更新日:2025-09-17 16:12:04
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プレマーケット無期限契約取引とは?

プレマーケット無期限契約取引は、Bybitデリバティブへの上場前に通貨の無期限契約(USDT建て)の取引が可能となる金融商品です。プレマーケット無期限契約取引によって、将来有望なトークンがBybitに上場する前にそのトークンの価格と流動性に投機できます。

 

プレマーケット無期限契約取引のポジション制限は25万ドルで、レバレッジは5倍までとなります。

 

 

 

 

 

主なメリット

  • 新しい契約が正式にローンチされる前に、いち早く取引できます。

  • 話題のトークンの価格変動を活用できる可能性があります。

  • プレマーケット無期限契約取引で保有されているポジションは、当該契約がBybitデリバティブに上場すると、標準の無期限契約取引で保持されます。

 

 

 

 

 

しくみ

現在プレマーケット無期限契約取引は、統合取引アカウントの分離マージンモード、およびクロスマージンモードに対応しています。

 

 

プレマーケット無期限契約のフェーズ

 

フェーズ

取引日の17:00から(日本時間)

取引日の17:00から取引日の17:20まで(日本時間)

取引日の17:20から取引日の17:25まで(日本時間)

取引日の17:25から取引日の17:30まで(日本時間)

取引日の17:30からBybitプレマーケット無期限契約取引の正式ローンチまで

正式ローンチ後

I. コールオークション開始

コールオークション準備 

 

 

 

 

 

 

オークション1 

オークション2

 

 

 

 

 

 

価格マッチング

 

 

II. 連続オークション

 

 

 

 

連続オークション

 

III. 移行

 

 

 

 

 

標準の無期限契約への移行 

 

 

 

フェーズⅠ

コールオークション開始:まず、トレーダーは注文を送信し、注文は注文板に表示されます。これらの注文は即時にはマッチングされません。代わりに、コールオークション開始前のすべての注文がプラットフォームに集められ、コールオークション期間中に最大の注文数でマッチングできるように、最も多くの購入者と販売者が合意する価格が見つけられます。

 

トレーダーはキャンセルするまで有効(GTC)な指値注文の発注のみを行えます。ご注意ください。コールオークションフェーズでは、利食/損切の条件設定や注文価格および数量の変更といった注文の変更はできません。

 

オークション1(20分):

  • このフェーズでは、トレーダーは注文の発注またはキャンセルが可能です。

  • 推定始値:当初10分は毎分、その後10分間は5秒ごとに計算されます。

  • 価格制限:当初20分は、最低注文価格はマーケットメイカーが推奨する価格の半分を下回ってはなりません。次の10分間は、買い値の最大値が最終取引価格(LTP)の1.1倍を上回ってなりません。また、売り値の最小値がLTPの0.9倍を下回ってはなりません。

 

オークション2(5分):

  • このフェーズでは、注文の発注はできますが、キャンセルはできません。

  • 推定始値:この5分間では5秒ごとに計算されます。

  • 価格制限:買い値の最大値は最終取引価格(LTP)の1.05倍を上回ってはなりません。また、売り値の最小値がLTPの0.95倍を下回ってはなりません。

 

価格マッチング(5分):

  • 注文の厚みが最小になると価格マッチングが開始します。この場合、買いと売りのどちらの取引タイプも40以上の注文が注文板に表示されていなければなりません。

  • この価格マッチングフェーズでは、注文の発注およびキャンセルはできません。

  • しくみ:プレマーケット無期限契約取引では、正式な市場のオープン前はマーケットメイカーが出す気配値を使用します。価格マッチングフェーズでは、システムは売りと買いの注文数量が最大の組み合わせとなる価格を見つけることを優先します。しかし、複数の価格帯で最大数量が同一となった場合、システムはマーケットメイカーが推奨する初値に最も近い価格を選好します。これにより、通常の市場価格にスムーズに移行できます。

  • 結果:

    • 失敗:価格マッチングフェーズの開始前に、注文板の注文数が売りと買いのどちらの取引タイプも10を下回る場合は、オークションは失敗となります。すべての注文がキャンセルとなり、この契約はBybitに上場されません。

    • 成功:買いと売りのどちらの取引タイプも10以上の注文が注文板にある場合、価格マッチングが開始されます。マッチング可能なすべての売買注文がオークション価格で成立します。不成立の注文は注文板に残り、マッチング不成立となった注文は、連続オークションフェーズでキャンセルできます。

  • 手数料体系:手数料ゼロ

 

 

 

フェーズⅡ

連続オークション:システムはこの期間、指値注文、成行注文、条件付き注文、利食/損切注文、ポストオンリー注文、GTC注文、リデュースオンリー注文に対応します。連続オークションフェーズは、インデックス価格の計算を除けば、標準の無期限取引と類似しています。

 

  • インデックス価格:市場投入前の無期限契約のインデックス価格は、極端な状況下では標準的な無期限契約と同じ方法で計算されます。 極端な市況下では、Bybitのプラットフォームを含む取引所から妥当な現物価格を取得できない場合があります。 このような場合、インデックス価格の合理性を確保するため、インデックス価格は無期限契約の最後の取引価格から計算されます。 詳細については、こちらをご参照ください。

  • 手数料体系:

 

メイカー手数料

テイカー手数料

一般のお客様

0.0400%

0.1000%

VIP 1

0.0360%

0.0800%

VIP 2

0.0320%

0.0700%

VIP 3

0.0280%

0.0600%

VIP 4

0.0240%

0.0500%

VIP 5

0.0200%

0.0500%

VVIPのお客様

0.0000%

0.0450%

プロユーザー

標準的な無期限取引手数料率に従う

 

 

 

 

フェーズⅢ

通常の無期限契約への移行

プレマーケット無期限契約は、3か所以上のCEX 現物市場にシンボルが上場すると、標準の無期限取引に移行します。プレマーケット無期限契約が標準無期限契約に移行する際、取引手数料の構造は、VIPレベルおよびProレベルに応じて、標準無期限および先物取引手数料率に従うこととなります。

 

ただし、この移行に際しては、リスクパラメータやインデックス価格要素の調整が必要となる場合がございます。すべての調整は、個別に発表されますので、予めご留意ください。

 

この移行期間において、無期限取引は影響を受けません。アクティブ注文および既存のポジションは保持されます。移行後に実行される移行前の注文については最新の手数料率が適用されます。

 

 

 

 

 

リスク

流動性の低下:

  • 通常のマーケット取引時間と比べ、一般的にプレマーケット取引時間の参加者数は少なくなります。つまり、注文板が薄く、取引にマッチングする売買注文数が少ないことを意味します。

  • 流動性の低下により、売値/買値のスプレッドが拡大します。

  • また、反対方向の取引タイプの取引相手が不足している可能性があるため、ポジションへのすばやい参入または終了が困難になる場合があります。

 

価格変動:

  • 参加者数が少ないため、市場はわずかな注文の不均衡による価格変動の影響を受けやすくなります。

 

資金調達率の変動

  • 連続オークションフェーズではインデックス価格がない可能性があるため、適切に管理されない場合は、資金調達率が変動して、利益を食いつぶすか、損失につながる可能性があります。

 

トラッキングエラー

  • 無期限契約は原資産の価格を追跡することを目指しますが、資金調達メカニズムや市場の非効率性などのさまざまな要因により乖離が生じる可能性があります。無期限契約の価格が原資産の実際の現物価格から大幅に乖離すると、こうしたトラッキングエラーにより損失が拡大する可能性があります。

 

 

 

 

 

強制決済

プレマーケット無期限契約取引は、統合取引アカウントの分離マージンおよびクロスマージンモードにのみ対応しているため、統合取引アカウントの強制決済ルールが適用されます。

 

シナリオ1:価格マッチングフェーズ前の統合取引アカウントの強制決済 

統合取引アカウントで強制決済が発生した場合、アカウントに関連するすべてのプレマーケット無期限契約の注文は自動的にキャンセルされます。

 

シナリオ2:価格マッチングフェーズでの統合取引アカウントの強制決済 

システムは、プレマーケット無期限契約の注文のキャンセルを試みます。しかし、統合取引アカウントの強制決済が、プレマーケット無期限契約取引の注文のマッチング後に発生した場合、そのプレマーケット無期限契約取引のポジションは強制決済リスク低減のため決済されます。

 

シナリオ3:連続オークションフェーズでの統合取引アカウントの強制決済

システムは強制決済を通じて必要な証拠金額を解放するため、流動性に応じてリスク制限階層を下げます。プレマーケット無期限契約のポジションは、アカウントの強制決済リスクを減らすために強制的に決済される可能性があります。

 

 

 

 

 

プレマーケット取引(現物)と無期限契約取引の違い

 

 

プレマーケット取引(現物)

プレマーケット無期限契約取引

原資産

現物通貨を取引

原資産の価格変動を追跡する契約を取引。

価格

購入者と販売者によって見積もり価格が決定されます。また、これはBybitに正式に上場された場合の通貨の価格とは異なる可能性があります。

気配値:価格マッチングフェーズ前にマーケットメイカーが推奨する価格。

 

オークション価格:価格マッチングフェーズ中に、マッチング可能な注文が成立する価格。

 

インデックス価格:連続オークションフェーズ中に、インデックス構成要素により決定される価格。Bybitが妥当なインデックス構成要素を入手できない場合、インデックス価格は契約の売買注文価格に基づき計算されます。

最大レバレッジ

プレマーケット現物取引ではレバレッジの利用はできません。

5倍 

注文のキャンセル

キャンセルできるのは未完了の注文のみです。 注文が取引相手と一致すると、キャンセルできません。

注文がマッチングしない場合は、オークションフェーズ1、または連続オークションフェーズ中に注文をキャンセルできます。

手数料

取引手数料:マッチングした注文の合計注文価額に適用されます。もっと見る

 

その他の手数料:販売者が決済日時にトークンを受け渡さなかった場合、販売者の担保額の10%が手数料として請求されます。

取引手数料

コールオークション:手数料無料

継続アクションフェーズ:上記のとおりプレマーケット無期限契約が標準無期限契約に移行すると、取引手数料の構造は、VIPレベルおよびProレベルに応じて、標準無期限および先物取引手数料率に従うこととなります。

 

資金調達料

コールオークションフェーズ:0

連続オークションフェーズ:安定した資金調達率を維持するため、プレミアムインデックス(PI)は0に設定されます。その結果、PIはこの期間の実際の資金調達率の計算には含まれません。

対応アカウント

UTA

UTA

フェーズ

2フェーズ:

  • 注文

  • 決済 

3フェーズ 

  • コールオークション 

  • 連続オークション 

  • 標準の無期限取引に移行 

通貨/契約が上場される場合

プレマーケット現物取引は停止されます。

プレマーケット無期限契約取引は標準の無期限取引に移行します。アクティブ注文および既存のポジションはこの影響を受けません。

 

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