主な理由は、損切りをトリガーさせるために、強制決済とは異なるトリガー価格タイプを選択したためです。
- Bybitでは、強制決済はマーク価格によりトリガーされます。（以下画像の黄色い枠）
- 一方、損切りを設定する際に、トリガー価格の選択が可能です。（初期設定は、最終取引価格です）
- 最終取引価格（以下画像の赤色の枠）とマーク価格では価格差が存在する場合があり、最終取引価格で損切りをトリガーする前に、マーク価格がポジションの強制決済を引き起こすことが可能です。
よって、Bybitでは、取引戦略によって、損切りをトリガーするトリガー価格タイプが選択できるようになっています。
- 最終取引価格（初期設定）＝トレーダーによる買いロング、または売りショート注文が執行される時のプラットフォームの最新取引価格を表します。
- インデックス価格＝原資産の市場コンセンサス価格を表します。これは、複数のスポット取引所相場の加重平均から導き出され、比重調整によって算出されます。
- マーク価格＝強制決済をトリガーするために使用されます。
損切りをトリガーするために使われる、各トリガー価格のメリットとデメリットにつきましては、こちらの記事をご参照ください。：条件付き注文のトリガーに最終取引価格とマーク価格を指定する違いは？どんなメリットがありますか？
どこで選択した損切りトリガー価格を確認することができますか？
ステップ 1: 注文履歴にアクセスします。
ステップ 2: 正しい取引ペアを選択してください。
ステップ 3: トリガー価格欄を確認してください。
- 最終取引 = 最終取引価格
- マーク = マーク価格
- インデックス = インデックス価格
最後に、なぜ損切りはキャンセルとして記録されるのですか？
強制決済の際に、システムは全てのアクティブ、条件付き注文、利食い、損切り注文をキャンセルし、ポジションタブをリセットします。詳しい強制決済プロセスにつきましては、こちら をご参照ください。