デリバティブ取引の仕組み

買い注文と売り注文の注文コストが異なるのはなぜですか?

logo
最終更新日:2025-09-10 04:11:23
シェア

注文ゾーン内に表示される注文コストが、同じ契約数量でも買いと売りでは異なることにお気付でしょうか?その理由は2つあります。
 

 

1) 注文コストの計算式

注文コストの計算式の詳細については、こちら をクリックしてください

買い注文と売り注文の注文コストが異なる理由は、決済手数料の計算に破産価格を使用しているからです。

 

注文コストの計算式

例、BTCUSD 契約数量1000、参入価格7500ドル、レバレッジ20倍

買い注文の破産価格= 7500 x [20 /(20 + 1)] = 7,143ドル

売り注文の破産価格= 7500 x [20 /(20-1)] = 7,894.50ドル

決済注文手数料=(契約数/破産価格)x 0.055%

 

注:この場合の決済注文手数料は、システムが理論上最悪のケース(破産価格で執行される強制決済)においてもポジションを決済できるように、システムが事前に確保している証拠金額にすぎません。 これは、ポジション決済時に実際に発生する絶対的な最終金額ではありません。 利食または損切価格でポジションを解消した際に、実際の手数料との差額は利用可能残高に返金されます。

 


2) 指値注文の注文価格の入力

指値注文の詳細については、こちら をクリックしてください

指値注文については、2点のポイントに分けて分かりやすく説明していきます。

 

a) 注文価格が最終取引価格よりも有利な価格で設定されている場合(買い=低い、売り=高い)

  • システムは注文価格を使用して新規注文手数料を計算します。その結果、全体の注文コストに影響します。

 

b)注文価格が、最終取引価格よりも不利な価格で設定されている場合(買い=高い、売り=低い)

  • システムは、注文板に掲載されている入手可能な最良の市場価格を使用して、新規注文手数料を計算します。その結果、全体の注文コストに影響します。
役に立ちましたか?